ピアノ教室では教えないクラシック音楽の有名な作曲家の裏話 モーツァルト編 その2
ピアノ教室では教えないクラシック音楽の作曲家 モーツァルトの裏話とは? その2
「クラシック音楽」と聞くと、すぐに、「私はクラシック音楽は苦手・・・」と
敬遠する人がいるようですが、ピアノ教室や学校の音楽の授業でも教えてくれないような
おもしろいお話をお教えします!
今回もモーツアルトについてのお話です。
ハイドンに「死」にまつわるエピソードがありましたが、モーツァルトにも同じように死因や
墓にまつわるエピソードが残されているんです。
1971年、モーツァルトは大作を次々と書き上げ、「レクイエム」に取り組んでいる最中の
11月20日から突然病床に伏し、2週間後の12月5日に亡くなりました。
亡くなったときには全身が腫れあがっていたといいますが、「リューマチ性炎症熱」だった
と考えられているそうです。
モーツァルトは病に伏す前に、妻のコンスタンツェに「自分は毒を盛られた」と話したこと
があるらしく、ウィーンの新聞は「毒殺されたのではないか」と報じたそうです。が、当時
モーツァルトの周りの人間でそれを信じていた者はいなかったそうです。
モーツァルトは、あくまでも庶民扱いで最低料金での葬儀の後、ウィーン郊外のサンクト・
マルクス墓地の共同墓穴に埋葬されたらしいのです。が、誰も霊柩車に同行せず、墓碑もない
ため、実際に埋葬された場所はわからないそうです。
現在、国際モーツァルテウム財団にモーツァルトのものとされる頭蓋骨が保管されていると
いいます。が、2004年ウィーン医科大学の研究チームが、親族の遺骨の発掘許可を得て
頭蓋骨とのDNA鑑定を行うと発表し、2006年1月8日にその結果が公表されました。
モーツァルトのものとされた頭蓋骨は伯母や姪の遺骨とは縁戚関係が認められなかった
ということです。また、伯母と姪とされた遺骨どうしも縁戚関係にないことがわかり、遺骨
をめぐる謎は解決されないままなんだそうです・・・。